相続手続きって、結局どう動くの?

「家族が亡くなったとき、何から始めればいいのか分からない」
そんな方のために、ゆうちょ銀行が公開している動画を紹介します。

まずはこちらの動画をご覧ください。

動画では、次のような基本的な知識と流れが紹介されています:

  • 相続とは?
     亡くなった方(被相続人)の財産を、相続人が引き継ぐこと。
  • 遺産の内容とは?
     預金や不動産などのプラス財産だけでなく、借金などのマイナス財産も含まれます。
  • 手続きの流れ(一例)
     1. 死亡届の提出(7日以内)
     2. 相続人の確定・遺言の有無確認(3ヶ月以内)
     3. 遺産分割協議(10ヶ月以内)
     4. 銀行・不動産・保険等の名義変更
     5. 相続税の申告・納付(10ヶ月以内)

ここで紹介されるのは、いわば“理想的なスケジュール”です。
現実には、戸籍の収集や書類不備、相続人間の調整などで、遅延・混乱が頻発するのが実態です。

補足コメント|私たちの視点から

この動画では、相続の一般的な流れや用語が丁寧に説明されています。
実際は、

  • 遺言書の有無で必要書類が変わる
  • 銀行口座の手続きと不動産の名義変更はまったく別物
  • 相続人が遠方にいる/書類が揃わない/話し合いが進まない

といったケースが非常に多く、一筋縄ではいかないことが多いと思われます。


銀行口座の相続手続きは、意外と複雑です

相続財産の中でも、「銀行預金」は最も手続きを求められる項目の一つです。
一般的には次のような流れになります。

相続手続きの全体像
十八親和銀行の相続手続きより

▼銀行口座の相続手続きの基本的な流れ

  1. 相続人の確認書類(戸籍等)を揃える
  2. 遺言書や遺産分割協議書の有無で手続きが分かれる
  3. 必要書類を提出し、銀行の審査を受ける
  4. 審査に通れば、相続人の口座へ振込
  5. 相続人全員の同意が前提となる(原則)

手続きの詳細や必要書類は、銀行ごとに微妙に異なります。
たとえば、十八親和銀行とゆうちょ銀行とでは、提出する書類や認印の扱い、処理日数なども異なります。


そうした「個別対応」が必要なときに、私たちがいます

相続手続きは「誰もが初めて」で、「思いもよらない書類の壁」にぶつかります。
当事務所では、そうした負担を最小限にし、ご家族が心を整える時間を確保できるようお手伝いします。

「今の状況では、どの銀行にどう対応すればいいのか?」
無料見積もりをご利用いただければ、あなたの状況に応じた進め方を整理してお伝えできます。